<グレーのシェットランドウールでつくる手紡ぎ毛糸 STEP 5>毛糸を巻いて完成です
-ヨーロッパの手仕事-Glem Tid(グレムティッド)です。
前回、撚り(より)止めのため、湯につけて干していた毛糸が乾きました。
<前回の記事>
紡ぎ毛糸自体はこれで、完成です。
これを編み物などに使用するには、玉に巻かないとならないため、今回はその作業を行ないました。晴れていたので、作業は外です。
これは「かせくり器」です。
この道具に輪の束になっている現在の状態の毛糸を取り付けます。
※かせくり器は、カサの部分をたためるので、細くした状態から毛糸の束を通します。
もう一つの道具が「玉巻き器」です。
かせくり器に設置した毛糸の端の部分を、左側の小さな輪になっている部分に通して、右の白い筒の先端にある溝に通します。
ハンドルを巻くと、この筒に糸が巻かれていきます。
玉巻き器に糸がたまっていったら、取り外して、また新しい玉を作っていきます。
これで編み物にもすぐ使える毛糸玉になりました。
糸の太さは、4~5号の棒針に適した太さとなっています。
以上にて、5回にわたって記事にまとめたグレーのシェットランドウールの手紡ぎ毛糸が完了しました。
これから紡ぐ予定の羊毛も、ほぼ同じ工程で制作していきます。
<基本的な手紡ぎ毛糸の作り方を一つの記事にまとめました>
<グレーのシェットランドウールでつくる手紡ぎ毛糸のすべての記事はこちら>
STEP1 羊毛を糸車で紡いでいきます
STEP2 紡ぎ終わった2本の毛糸を撚り合わせていきます
STEP3 紡ぎ車での作業が終わり、毛糸を「かせ」にしました
STEP4 「撚り(より)止め」の作業を行いました。
STEP5 毛糸を巻いて完成です(表示中の記事)