-ヨーロッパの手仕事- Glem Tid(グレムティッド)のブログ

<紡ぎ・編み物・レース編み>を中心に、長野のゆったりとした自然の中で1点ものの品物の制作を行なっています。 ※今秋、Webショップをオープン予定

< グレーのシェットランドウールでつくる手紡ぎ毛糸STEP 3> 紡ぎ車での作業が終わり、毛糸を「かせ」にしました

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こんばんは、-ヨーロッパの手仕事-Glem Tid(グレムティッド)です。

昨日、紡ぎ車が調子が悪く、お休みしていた紡ぎの作業を今日は行いました。

部品に油をさしたところ、紡ぎ車も正常に動いてくれたので、一安心です。

 

<前回までの記事はこちら>

 

2本の毛糸を紡ぎ車で撚っていき、ボビンにこれだけ溜まりました。

2本の糸を紡ぎ車で撚ったものがボビンにたまったところ



糸を拡大したところ。

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糸が全部、2本に撚れたら、「かせくり棒」という道具に毛糸を巻き取っていきます。

 

かせくり棒

かせくり棒



 

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毛糸をかせくり棒の両端が出ている4つの先端部分に引っ掛けていきます

毛糸の量が増えると、こんなふうになります。

毛糸の量が増えると、こんなふうになります。

全部、巻き取れたら、毛糸がこんがらがらないように、ヒモなどで束を縛ります。

そうしたら、毛糸をかせくり棒から外します。

 

髪の毛みたいですが、かせくり棒から毛糸を外すと、束が輪になった状態になります。

髪の毛みたいですが、かせくり棒から毛糸を外すと、束が輪になった状態になります。

この毛糸の束を「かせ」といいます。

ここまで出来たら、この「かせ」をお湯に浸し、撚った糸が戻りにくくなるようにする「撚り止め」の作業に移るのですが、本日は作業の時間が取れなかったので、次回になります。

 

「かせ」を保管しておくため、輪をねじって、写真のような形にしておきます。

かせを束ねた状態

<基本的な手紡ぎ毛糸の作り方を一つの記事にまとめました>

<グレーのシェットランドウールでつくる手紡ぎ毛糸のすべての記事はこちら>

STEP1 羊毛を糸車で紡いでいきます 

STEP2 紡ぎ終わった2本の毛糸を撚り合わせていきます

STEP3 紡ぎ車での作業が終わり、毛糸を「かせ」にしました (表示中の記事)

STEP4 「撚り(より)止め」の作業を行いました。

 STEP5 毛糸を巻いて完成です